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ラブラボ☆美肌一族
最高1日2880万円の売上を記録した大ヒット美容マスクの
開発秘話
縦巻き髪の美少女のパッケージイラストが目立つ、
美容シートマスクが売れている。
この商品の企画から販売までを手がけているのが、株式会社ラブラボ。
その商材を生んだきっかけ、開発の様子などを紹介します。
ラブラボ☆美肌一族
バラを背景に縦巻髪の美少女が
「そんなお肌で私に勝てるとでもお思い?」と不敵に笑うイラスト。
まるでマンガの表紙のようだが、実はこれ、美容シートマスクのパッケージ。
その名も「美肌一族 シートマスク」。
今、若い女性を中心に熱烈な支持を得ている商品だ。
開発と販売を手がけるのは株式会社ラブラボ。
この商品が誕生したきっかけは、
代表取締役社長の芝本裕子さんのある趣味だった。
「私は韓国が大好きで、ほぼ毎月、韓国に行っているんです。
そこであるとき気づいたのが、美容シートマスク。
日本ではシートマスクというと、肌の特別なお手入れ化粧品という感覚ですが、
韓国では日常的に使うもの。
すごく安くていろんな種類があるんです。
元々、私自身、化粧品が大好きだったので、
こういうのが日本にもあったらいいな、と思ったのがきっかけなんです」
まだ日本で馴染みのないシートマスクならば小さな会社でも勝算はあると、
知人とともにシートマスクの商品化を決意し、株式会社ラブラボを設立した。
ラブラボ☆美肌一族
商品化を考えたとき芝本さんが最初に決めたのは、
“高品質で、500円でお釣りがくるシートマスク”
というコンセプト。
「私は、消費者が欲しいと思う価格と品質が
何よりも大切なことだと思っているんです。
日頃から、消費者感覚を養うために自分の財布の中から
高いものから安いものまでいろんなものを買うようにしているので、
様々な化粧品の使い心地や、消費者が納得する価格と品質はわかっていました。
そして、日常的に使う化粧品として単価が500円以上したら
消費者は決して買わないと思って、450円という価格に決めたんです」
ファッションや化粧品など美容関連のライターとしても活躍している芝本さんは、
美容成分についての知識があり、
彼女が実現しようとしている美容マスクに必要な主要成分は当初から決まっていたという。
ラブラボ☆美肌一族
コンセプトが決まったら、次はシートマスクの製造会社探し。
だが、成分についてわかっても、化粧品を作ることに関しては素人。
とりあえずインターネットでシートマスクを作れる会社を探して、
検索リストの上から順に電話をかけていった。
最終的に決め手となったのは、
高品質・低コストというコンセプトをきちんと理解してくれる会社だったこと。
それでも、当初、製造会社との交渉には苦労した。
「最初は『今までシートマスクを作ったことがあっても、
そんな安い値段で作ったことはないよ』って言われていました。
消費者の反応を直接見ることができない彼らには、
わずかな値段の差が、商品の売れ行きに大きな影響を与えるということが
イメージしにくいのかもしれないと思いました。
だから、とにかく必死で消費者の料金感覚を説明したんです」
あきらめずに何度も自分たちの思いを説明したところ、
製造会社もようやく理解を示し、製造工程を見直す等の企業努力によって、
低コストでの生産に協力してくれたという。
「製造会社さんは、いろいろとサンプルを作ってくれたりして
積極的な試供品のやり取りができ、本当に助かりました。
結局、開発費用はほとんどかからずに、半年ぐらいで商品化することができました」
化粧品業界になかった「マンガ」で差別化し、大ヒット
自分が作ったものは、自分で売りたいし、
販売までしたほうが消費者の反応を直接見ながら商品が作れるから、
と、最初から自社で販売するつもりだったという芝本さん。
そして、パッケージや販売方法を既存の化粧品と差別化するために
考えついたのがマンガだった。
「コスメとマンガが組み合った化粧品ブランドってないな、と思って。
そこで、まずは若い女性に人気のある携帯サイトで
『美肌一族』という小説マンガを始めて、ブランド知名度を高めようと思ったんです」
この狙いは的中。
「美肌一族」は若い女の子たちの間で人気の携帯マンガとなる。
そして、連載2カ月後、同じ携帯サイト限定で販売したシートマスクは、
最大で一日6万4000枚の売り上げを記録。
全国発売後は、口コミでその評判があっという間に広まり大ヒット商品に。
現在は、「美肌一族」シリーズとして、
ピーリングクリアジェルなど新商品の展開に成功している。
市場のニーズに合致した美肌マスクをはじめとした美容商品は、
今後も右肩上がりの販売が期待できそうだ。